「HAPPY BIRTHDAY 〜未来からの・・・〜」

 

キャスト

  大嶋 伸明

  三木 静夫

 

 街の音

 明かりがつく

 なにもない舞台に大嶋登場「フゥ」と一息ついて、中心よりやや下手に腰を下ろす

 

大嶋「はぁー、やっぱこの場所は穴場だわ、景色も最高言うことなし。都会の真ん中にあ

   るとは思えないよなぁ」

 

 大嶋、そのまま寝転がる

 

大嶋「ふぅ〜・・・(空を見つめる感じで)あ、鳥だ・・・」

 

 鳥の鳴き声、森の音

 

大嶋「(あくび)・・・、まだ時間もあるし、このまま寝ちまうかなぁ、(あくび)おやす

   み」

 

 大嶋、目を閉じる

 少しの間、後に上手より三木登場。大嶋を発見する

 

三木「あ、あのぉー」

 

 三木、静かに大嶋に近づく

 

三木「もしもし?」

大嶋「・・・・・」

三木「もーしも〜〜し!」

大嶋「・・・・・」

三木「・・・死んでんのかなぁ?」

大嶋「生きてるよ」

三木「うわぁ!?」

大嶋「おいおい、狸寝入りしてたからってそれはオーバーだろ」

三木「い、生き返った」

大嶋「うおいっ!死んでねぇーよはじめから」

三木「そ、そうなんですか?」

大嶋「ったく、見りゃぁわかるだろ、見りゃぁ」

三木「・・・ん〜〜〜〜〜???」

大嶋「な、なんだよ」

三木「見りゃわかるって言われたから見てるんです」

大嶋「・・・あんた、なんかヘンだぞ」

三木「・・・ああぁ(ポンと手を打つ)、ゾンビィー!!」

大嶋「ちっげぇーよ!人間だよニンゲン!!あんたなぁ、どうしても俺を殺したいのか?」

三木「やだなぁー、ジョークですよジョーク」

大嶋「やっぱヘンだ、なんかズレてるよ」

三木「それ、よく人に言われます」

大嶋「言われて喜んでんじゃねぇーよ」

三木「別に喜んでないですよ、ハハハハハハハハハ!」

 

 大嶋、頭をかかえる

 

三木「それはそうと、あなたはここで何をしてたんですか?」

大嶋「えっ?・・・俺?いや、そのぉー。ひ、ひと休みしてたんだよ、ひと休み」

三木「へぇ〜」

大嶋「ハ、ハははハハ・・・」

 

 間

 

三木「・・・サボりか」

大嶋「なんか言った?」

三木「いえ、なにも」

 

 間

 

三木「そうか、サボってるのか」

大嶋「だから、何だよ」

三木「な、何もいってないですよ」

大嶋「・・・ったくよぉ!」

 

 間

 

三木「なるほど、サボりかぁ!」

大嶋「だぁー、あんだもしつこいなぁ!ああ、そうだよそうですよ、オレぁ仕事サボってま

   すよしょっちゅうサボりまくってますよぉ!でもあんたにゃ関係ないだろ。確かに俺

   はいろんな人に迷惑かけてるよ、今サボってることで会社にだって迷惑かけてるさ。

   上司だっていい加減後悔してるかもなぁ、こんな給料泥棒やとっちまったって。でも、

   あんたには迷惑かけてないだろ、これっぽっちも迷惑はかけてない!」

三木「はい」

大嶋「・・・いや、だから!俺が言いたいのはぁ」

三木「何ですか?」

大嶋「・・・あぁ、もうやめ、やめたやめた。イライラしたってこっちが疲れるだけだ」

三木「確かに、疲れてますね」

大嶋「まったく、あんたといると調子狂っちゃうよ」

三木「ああ、それもよく言われます」

大嶋「・・・っく。ハハ」

三木「なにか?」

大嶋「いや。それで、あんたは何してんだこんな所で」

三木「あれ、言ってませんでしたっけ」

大嶋「ああ」

三木「実は仕事、サボってるんです」

二人「・・・プっ。ククク、ハハハハハハハハハハハハ」

大嶋「ハハハハハハ。俺、大嶋ってんだ。大嶋伸明」

三木「僕、三木静夫です」

大嶋「三木さんか、よろしくな。これからは同じサボり仲間だ」

三木「よろしくお願いします」

 

 二人、握手を交わす

 

大嶋「あーあ。さてと、自己紹介もすんだし。続けますか、サボり」

三木「それも、そうですね」

二人「・・・ふぅぅーー・・・」

 

 暗転

 しばらくして、小さなアラーム音がなり明かりがつく

 大嶋、上体を起こす

 

大嶋「・・・ねぇ、今なんか音しなかった?」

三木「・・・」

大嶋「三木さん?三木さ〜ん。気のせいか」

 

   大嶋、再び横になる。小さなアラーム音がエマージェンシーコール変わる

 

大嶋「ウワァ!ちょ、ちょっとなんだよこの音は。どっから流れてきてんだ?」

三木「(いびき)」

大嶋「おい、起きろよ、起きろってば三木さん。なんでこの音の中で眠れるんだよ!」

 

   大嶋、あたりを見回す

 

大嶋「周りには何もないし、一体どこから・・・そうか」

 

   大島、カバンをあさってみる、中から一つの小箱を取り出す

 

大嶋「これが発信源か!どうやったら・・・あれ?音が止まった」

三木「(がばっ)な、何ですか今の音」

大嶋「おせーよ」

三木「あれ?大嶋さん、何してるんですか?」

大嶋「何してたんですか?じゃないだろぉ!よくあれだけの音が鳴ってたのに起きなかった

   な、不思議だよ」

三木「それで、その箱は何ですか?」

大嶋「え?ああ、これが音出してたんだよ、俺のカバンの中に入ってたんだ」

三木「で、何なんですか」

大嶋「それがわかんないんだよ、これ俺のじゃないもん」

三木「そんな」

大嶋「いや、本当なんだって。こんな箱、見覚えないし。第一、今日家出る時はこんな箱な

   かったんだ」

三木「どういう事なんでしょうか」

大嶋「わかんねぇよ」

三木「とりあえず、その箱あけてみましょう」

大嶋「おーい、そんな事で来ないだろ。誰のものかもわからないのに」

三木「だからあけるんじゃないですか、持ち主の手がかりがあるかもしれないじゃないですか」

大嶋「しかしなぁ」

三木「いいですか?持ち主は今とても困っていると思います。早く返しあげないと」

大嶋「それもそうだなぁ」

三木「でしょう」

大嶋「そうだな、あけてみっか!」

 

   大嶋、箱のふたを開ける

 

大嶋「なんだこれ?」

三木「さぁ、見た事もないものですねぇ」

大嶋「最新式の野球のボールかなぁ」

 

   大嶋、箱の中から銀色のボール状のものを取り出す

 

大嶋「なんなんだよぉ、これ」

三木「あ、中になんか入ってますよ」

 

   三木、大嶋から箱を取る

 

三木「説明書かなんかかなぁ」

大嶋「なんて書いてあるんだよ」

三木「じゃ、読みますよ。えーと、商品名は、中都市用超小型中性子爆弾」

大嶋「ちょっとまった、今なんて言った?」

三木「じゃ、読みますよ」

大嶋「そこじゃねーよ、もっと後だよあと」

三木「中都市用超小型中性子爆弾」

大嶋「ちゅ、中都市用小型中性子爆弾!!?」

三木「超が抜けましたよ」

大嶋「そんなの問題じゃねーよ。それ、爆弾だよ」

三木「ば、ばばばばばばばくだん!!?」

大嶋「そうだよ、爆弾だよ!!」

三木「そ、そんなぁ。大嶋さんパス」

大嶋「な、何言ってんだよ。やだよ」

三木「大嶋さんのカバンに入ってたんでしょ!だったらこれ大嶋さんのですよ、だからハイ」

大嶋「俺のじゃねぇってさっきから言ってるだろ!三木さんがどうにかしろよ」

三木「そんなぁ、それって無責任じゃないですか?」

大嶋「人間生きるか死ぬかって時には、無責任になるもんなんだよ」

三木「何ですかそれ?とにかく何とかしないと。そ、そうだ、さっきの説明書」

大嶋「そういえば」

三木「まだ大事な所読んでなかった。えーと」

大嶋「ど、どうだ?」

三木「当商品は、お友達に対してのプレゼント用に作られた超小型の中性子爆弾です」

大嶋「なんだよそれ!」

三木「たとえばお友達の誕生日プレゼントは何がいいか思い浮かばない、けど人とは何か違

   ったものを贈りたい。そんな風に思った事はありませんか?そんなときはこれ、中都

   市用超小型中性子爆弾!これさえ送れば、たちまち会場はパニック寸前に盛り上がり」

大嶋「そりゃ、パニくるだろーよ」

三木「気になるあの子と急接近できる、うれしい新機能搭載」

大嶋「何だよその機能って」

三木「えーと、爆弾から半径1,7m圏内に人間大の生命体が2つ以上確認されるとスイッ

   チオン、内一つでも圏外にでると爆発するという最新機能」

大嶋「そんなので好きな女の子と一緒にいても楽しくねーだろ!!」

三木「そんな恋愛もたらたらやってたんじゃおもしろくない。そんなあなたにうれしい一時

   間のタイマー付き」

大嶋「うれしくねーよ!!」

三木「なお解体はできないのであしからず」

大嶋「それで?」

三木「それだけです」

大嶋「それだけ?本当にそれだけ!?」

三木「はい」

大嶋「・・・どうすればいいんだよ、俺たち」

三木「どうもこうもないじゃないですか、僕たちの命はあと一時間ないんです」

大嶋「そんなこと言うなよ!第一それが本当に爆弾かどうか怪しいものだ。そんな小型の中

   性子爆弾なんて今の技術じゃ作れないだろ」

三木「じゃ、未来からの?」

大嶋「まさかそんな、漫画みたいなこと」

三木「あ、書いてある」

大嶋「なぬーーー?」

三木「ここ見てくださいよ。ほら、製造年月日」

大嶋「2038年?」

三木「やっぱり未来から送られてきたんだ」

大嶋「な、何かの冗談さ。誰かのイタズラだよ」

三木「未来からきたんですよ。それならばつじつまがあう」

大嶋「でも、でも未来からきたものだからって、本物とは限らないだろ」

三木「生産国、北朝鮮になってます」

 

 間

 

二人「・・・ありうる」

大嶋「はぁ、信じるしかないのか」

三木「何でこの時代に送られてきたんでしょうね」

大嶋「そんなこと考えるより、どうやったら助かるかを考えろよ」

三木「だから無理ですよ」

大嶋「無理無理ってすぐ決めつけるなよ!考えるんだよ、考えるんだよ」

三木「助けを呼びますか?」

大嶋「それだ、何で気がつかなかったんだろう。携帯で警察か消防に電話すれば」

三木「本当に大丈夫ですか?」

大嶋「かけてみりゃ何とかなるだろ」

 

 大嶋、ポケットから携帯電話を取り出す

 

大嶋「110っと・・・・・・・」

三木「ど、どうですか?」

大嶋「・・・・圏外だ」

三木「え?」

大嶋「そうだよ、うっかりしてた。この場所は、街の中で唯一電波が届かないんだ」

三木「そうだったんですか」

大嶋「はぁ・・・」

三木「そ、そんなに落ち込まないでくださいよ。あ、ほらよく考えてみれば日本の警察とか

   が一時間弱で中性子爆弾の処理なんてできるはずないし、大嶋さんのせいじゃないで

   すよ」

大嶋「・・・三木さん、全然フォローになってない」

三木「そ、そうですか」

 

 間

 

三木「そういえば、大嶋さんってどんな会社に勤めてるんですか?」

大嶋「・・・・・」

三木「・・・ぼ、僕はどこにでもあるような中小企業に勤めてるんですよ」

大嶋「・・・・・」

三木「ほんとに、ふつうの毎日なんですよ。朝起きて、支度して、会社に行って、そして定

   時に退社する。時々残業なんかもあるけど、手当も雀の涙。給料なんかも本当に普通

   なんです・・・・このごろ思うんですよ、僕は本当は生きてないんじゃないか、死ん

   でるんじゃないかって」

大嶋「・・・?」

三木「自分のやりたいことが何一つできない毎日。生きていても仕方のない毎日。そんな毎

   日が今までずーっと、これからもずーっと続いていくんです。それって、なんか生き

   てる意味ないって言うかなんて言うか、ハハハ」

大嶋「三木さん」

三木「僕には家族がいるんです。女房に子供、そして両親。僕が守っていかなきゃいけない

   んですよね、それが義務なんだし責任だってある。でも「何もかも捨てて自分のやり

   たいことをしたい」っていう言葉が常に喉のあたりまで出かかってる状態なんですよ。

   もういやだ、やめたい、逃げ出したい!でもできない。こんな思いをするくらいなら

   って」

大嶋「・・・」

三木「大嶋さん。こんな状況なのに、何でこいつは落ち着いてるんだって考えてるでしょ」

大嶋「べ、べつにそんな・・・」

三木「実は僕、ここにサボりに来たんじゃないんですよ」

大嶋「え?」

三木「自殺しようかと思って。この公園なら広いし、どっか自殺できる場所があるんじゃな

   いかって。子供みたいな発想だけど、一度思い浮かんだら頭の中がその事でいっぱい

   になっちゃってて気がついたら、この公園にいて・・・それで」

 

 間

 

大嶋「俺だって同じようなものかもしれない」

三木「え?」

大嶋「俺も、どこにでもいるようなサラリーマンさ、普通の生活をしている一般的なサラリ

   ーマン。日常に不満を感じ、こんな日々の生活から抜け出したい、逃げ出したいと思

   ってる」

三木「・・・・」

大嶋「最初の頃は、今の仕事がすんごい好きで。入社したときだって、わくわくしてた。こ

   れからどんなことが起こるのかって、はじめの内はがむしゃらになって働いたよ。ま

   さに仕事人間だったね」

三木「なんで」

大嶋「ん?」

三木「じゃあなんで、この場所に」

大嶋「はじめの内だけさ、飽きたって言っちゃえばそれまでなのかもしれない。俺、昔っか

   らこの性格でさ、習い事とかも満足に続けたことないんだよね、自分の好きなこと以

   外は全部苦手、だから全部中途半端。でも、今は自分のやりたい仕事をしてるのに。

   結局さ、どうしようもないんだよ、俺は」

三木「・・・・・」

大嶋「気がついたら俺も、この場所にいた。ここは、なんか安らぐんだ。忘れられるんだよ

   いやなこと」

三木「やっぱり、そうなんですよね」

大嶋「でも、三木さん一つだけ間違ってるよ」

三木「え?」

大嶋「やりたいことができない人生は死んだも同じ、だから日常から逃げ出したい。自殺し

   たい。そういったよね」

三木「・・・・・」

大嶋「それは、それは間違いだよ。逃げたいのはわかるよ、すごくよくわかる。でも死んじ

   ゃだめだよ、そんなの何の解決にもならない。自殺なんてもってのほか、一番いけな

   い」

三木「でも」

大嶋「あんたが守らなきゃならない人たちはどうなる?今まで守ってきた家族はどうなる?」

三木「だってしょうがないんだ、いやなんだよ!」

大嶋「あまったれんなよ!!いつまでも甘えてんじゃねーよ。今の今まであんたを支えてき

   てくれた家族だろ、かけがえのない家族だろ。それをあんたは置き去りにして自分だ

   けれ楽な道に逃げ出すのか。どうなんだよ」

三木「・・・・・」

大嶋「逃げるのはいいよ、でも何もかもからってのはいけない。必要とあらば立ち向かって

   いかなきゃいけないときだってある」

三木「・・・・(泣く)」

大嶋「俺も逃げるのはやめる。だから、だからなんとしても生き延びるんだ。爆弾だかなん

   だか知らないけど所詮は人間が作ったもの、同じ人間に何とかできなはずはない」

三木「・・・・・」

大嶋「オレぁやるぞ。ぜったに生き延びてやる、未来野郎の作ったものなんかに負けてたま

   るかよぉ!」

三木「・・・・僕、ソーイングセット持ってます、何か役に立つかも」

大嶋「・・・・!」

 

 二人、それぞれ動き出す

 徐々に暗転していく、しばらくして明かりがつく

 

大嶋「あと何分?」

三木「・・・3分切りました」

大嶋「はぁ、結局だめだったか」

三木「でも、なんだかいい気分です。やるだけのことはやりましたから」

大嶋「やるだけのことはやった・・・か」

 

 ちょい間

 

三木「僕、最後に大嶋さんに会えて本当によかったです。死んじゃっても、あの世で家族を

   守っていきます」

大嶋「家族かぁ。あぁーー!一度でいいから俺も結婚したかったよなぁ!!」

三木「あ、すいません」

大嶋「いいんだよ。あぁぁぁぁぁぁこんちくしょーーーーーーーー!」

三木「大嶋さん」

大嶋「しかも!今日はオレの29歳の誕生日だぜ!?誕生日に死ぬなんて、そんな最悪なこ

   と許されんのかよぉ!ばぁかやろぁーーー!!!」

三木「・・・・・」

大嶋「あぁ、すっきりした。なんか心の中のモヤモヤがはれた気がする」

三木「そうですね。・・・・・・僕も、ばぁかやろぁーーーーー!!」

大嶋「ちくしょーーー!ふざけんなーーーー!!」

三木「ふざけんなぁーーーーー!!」

二人「・・・・ぷっ、ハハ、ハハハハハハハハハ」

大嶋「はぁあ、ところでおれたちの死亡時刻まであとどのくらい」

三木「死亡時刻ですか?くくくくく、待ってくださいえーと・・・あれ?」

大嶋「どうした?」

三木「おかしいな、時間が過ぎてる」

大嶋「えぇ!?ちょっとなんだよそれ」

三木「どういうことだ?」

大嶋「じゃなんだよこれ、爆弾じゃないのかよ」

 

 大嶋、小箱の中から爆弾を取り出す。一枚の紙がくっついてる

大嶋「なんだこれ」

三木「さぁ?あ、なんか書いてありますよ」

大嶋「本当だ、えーと」

三木「なんて書いてあるんですか?」

大嶋「商品名、びっくりどっきりセット。内容、ボール型爆弾もどき、偽の説明書」

三木「・・・・・」

大嶋「これであなたも、小野ヤスシ・・・・」

 

 間

 

二人「(顔を見合わせてから大笑いする)」

大嶋「まったく、ふざけんなよ。ははははは」

三木「ほんとですよ、っぷははははははははは」

大嶋「とんだバースディプレゼントだよ。はははは、でも最高の誕生日だった、おかげで三

   木さんと会えたんだからな」

三木「本当に」

大嶋「さてと、仕事にいくかな」

三木「途中まで一緒にいきましょうよ」

大嶋「そうすっか」

 

 二人立ち上がり、袖に消えていく

 

三木「今度家に遊びに来てくださいよ」

大嶋「いいの?」

三木「もちろんですよ」

大嶋「・・・・・・・・」

三木「・・・・・・」

 

 徐々に暗転していく

 

                         

                           おしまい

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